もとめる断熱レベルとめざす省エネレベル
「快適で健康な家づくり」を住宅内の最低温度から図版と南雄三流の語り口で紹介。エンドユーザーの方々だけでなく、ハウスメーカー・パワービルダー・工務店の方々にも役立つ内容。
■目次(一部)
1章 迷える断熱・省エネ
断熱は省エネの主役?、省エネ施策チャート
外皮基準の意味、高断熱・高気密は人気なのか?
日本の省エネレベルは低い?、3本立ての省エネ策
日本の省エネ住宅の流れ
なぜ省エネ基準が義務ではないのか?
2章 健康の領域
届かないレベル、ヒートショックの愚か
脱衣室の温度調査、布団の中は暖かいが
意味不明な省エネ基準、実現可能なめざすレベル
省エネ基準の意味① 10℃、省エネ基準の意味② その他
3章 快適の領域
省エネ基準を超えたら、快適は色々あってよい
冬に日射がたっぷりの快適、なまごろし温度
居室間歇暖房とは?、非暖房室の温度
温熱・省エネ計算の住宅モデル、2階の温度
快適の最低は20℃~15℃、求める断熱レベル
15℃の断熱レベルとは?、HEAT20シナリオ①NEB—1
4章 省エネの領域
15℃を超えたら省エネの域、省エネ意識はスイスの1/10?
家庭部門は40%削減がノルマ、COP21 パリ協定
世帯が小さくなって増える、省エネは生活総合エネルギー
なぜ一次エネルギーなのか?、一次エネルギーとは
5章 省エネはやりくり金勘定
給湯のエネルギー消費量、太陽熱給湯の創エネ量
換気のエネルギー消費量(6地域)
換気のエネルギー消費量(3地域)
6章 めざす省エネレベル
エネルギーは消費しないが・・、小エネ→省エネ→省CO2
エネルギーミックス(電源構想)
再生可能エネルギー固定価格買取制度FiT
7章 ピンポイントの断熱レベル
新潟の暖房負荷は東京の2倍、基準は代表都市で計算
寒いかどうかは朝の室温、ピンポイントのHEAT20グレード
朝はどこが15℃以上ならよいの
8章 パッシブな家
アクティブとパッシブ、エキセルギーとコージェネ
世界中の窓が大きくなった、窓は高断熱化して横長に
窓が大きいから日射遮蔽、日本には障子・縁側がある
パッシブからアクティブの順序、伝統が活きるパッシブ
9章 基礎知識・用語
充填断熱・外張断熱・付加断熱、窓の断熱性・ガラス+サッシ
窓の断熱性・附属部品、地域区分と代表都市
隣棟補正と地域補正、相当隙間面積(C値)
10章 省エネ施策と研究・評価ソフト
BELS(Building—Housing Energy—efficiency Labeling System)
住宅性能表示、住宅事業建築主基準
認定低炭素住宅、パッシブハウス基準
CASBEE戸建、CASBEE健康チェックリスト
11章 資料
省エネ計算モデル、HEAT20モデル
南雄三宅詳細、エネルギー消費量を知る
燃費推定、南雄三宅エネルギー消費量
著者:南雄三
出版社:建築技術
サイズ:A5
ページ数:279
発行年:2016.09
