PUBLIC SPACE 都市のささやき X-KnowledgeHOME 特別編集No.06
平野啓一郎責任編集。「パブリック・スペイス」とは何か?我々が日常、何気なく行き来する「スペイス」に着目し、そこから見えてくる様々なかたちの「パブリック」について考える。MVRDVとの対談や、青山真治、中沢新一、山口昌男、四方田犬彦らの文章、マーティン・パーによる写真などを収録。
■目次
・都市のささやき
・「特別対談」建築家は、未来の都市から来た「預言者」か?作家が問い、建築家が語る PUBLIC SPACE MVRDV ヤコブ・ファン・ライス×平野啓一郎
・距離の中のトポス I 疾駆する空間/ACCESS アイデンティティは速度の中で迷子となる
・浜辺の魅惑 アラン・コルバンに聞く、その後の Le territoire du vide
組織されるトポス 土地の新しい名前 四方田犬彦
映画館へ行こう! 開放された密室でのひととき 開閉する映画館 青山真治
・「群集建築」としてのハコモノ
CAPACITY 出来事を共有する快感 港千尋
ヘルツォーグ&ド・ムーロンの蜃気楼 「浮き輪」の中の熱狂
人の数だけ、視線がある MARTIN PARR 瞥見された世界
忘れられた「滅亡恐怖」 国際政治の性的な空間 スイスの避難シェルター
・言葉の森林風景
図書館建築あれこれ 淵上正幸/公共空間としての図書館 山口昌男
・距離の中のトポス II 旅客機と公共空間 天翔る巨大建築物A380 森川嘉一郎
世界の位相の転換点 公共とねじれ 中沢新一
挑発される日常 アスファルトの上の咲くはずのない花々 平野啓一郎
建築史から見るPUBLIC SPACE パブリックスペース逍遥 豊田啓介
生命流からの展望 公共圏としてのサイバー空間 西垣通
「野外的公共圏」は可能か? ウッドストックからレイヴ・パーティまで 上野俊哉
PUBLIC ARTの「領域」 雨の中に流れる涙 岡崎乾二郎
・CULTURE SPACE
21世紀の住まい方 住生活空間新次元「感覚」 伊藤俊治+高野秀士
吉野朔美のシネマの風景
著者:平野啓一郎責任
出版社:エクスナレッジ
サイズ:A4変
ページ数:160
発行年:2005.12
