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建築 触媒 身体

セール価格 2,860円(税込)

デザイン、写真、建築、評論、美術など多彩な活動を続ける矢萩喜従郎が「空間 建築 身体」で展開した独自の思考を、新たな段階に推し進めた意欲作。近代建築を横断的に読み解く一冊。

■目次

・はじめに 創造性を喚起する触媒要因と触発される身体

・第1章 触媒要因から導かれる創造行為と身体との関係性

身体で受容する影響力と新たな創造行為との間に

・第2章 触媒空間を誘引する力

触媒人間、アンリ・ヴァン・ド・ヴェルドに依る時代の牽引

・第3章 日本人の感性、あるいは日本に潜む触媒要因

日本の情景や「奥」の概念等から導かれる普遍性 槇文彦/理性と日本的感性の溶解を通して生み出されるモダニズム建築 谷口吉生

・第4章 曖昧な把握として追いやられた空間への挑戦と建築批評

「あらたに見えてくる感覚」から引き上げられる批評精神 西澤文隆/新しい「哲学」を模索する思考 鈴木恂

・第5章 触媒空間に挑む身体

写真という触媒と向き合う身体/身体を通した空間の気配への関与 篠田桃江

・第6章 全体を活性化する、身体を通した部分からの思考の重要性

全体と部分の往復運動を誘引する「始終一部」の思考

・あとがき 身体という濾過器を通した受容と醸造された後に生まれる創造 

著者:矢萩喜従郎

出版社:エクスナレッジ

サイズ:A5

ページ数:332

発行年:2006.05