建材・設備はどこで何から作られているのか
「建築知識」連載の書籍化。
食品業界で注目されているトレーサビリティ、いわゆる「生産履歴の追跡・管理」を建築の世界にも応用。設計者が不安に想う、建材・設備原材料、製造工程の安全性を目で見て確認!本書は「サステナブル住宅賞住宅金融公庫総裁賞を受賞した著者の自宅「内田邸」い使用された建築材料の履歴を調べるため、著者自らが日本中を飛び回った履歴調査の全記録です。
■目次
・はじめに
・基礎
鉄筋 スクラップと電力の結晶/コンクリート 産廃をも原料化する高度な技術
・軸組
木材(構造材) 森のなかで見えてきた「宿題」
・屋根材
ガルバリウム鋼板 動き続けるラインの秘密
・断熱材
グラスウール 生まれ変わるガラスのかけら/インシュレーションボード
チップと樹皮と米代川の水で
・開口部
アルミサッシ 国中に蓄積されるエネルギー/木製サッシ 設計者と続く試行錯誤
ガラス 「せともの」との意外な関係
・内装材
石膏ボード きれいな青空を守る副産物/ロックウール天井版 完全無欠の「石の天井」
・床材
畳 太陽の恵みがつくる床材
・設備
衛生機器 焼きものの街で見た産地の底力
キッチンセット 世界唯一の素材が秘める実力
塩ビパイプ 本当に「わるもの」なのか?/換気扇 Made in JAPAN
・その他
解体廃材 壊された家はどこへ?
著者:内田信平
出版社:エクスナレッジ
サイズ:B5
ページ数:191
発行年:2008.09
