VRプレゼンテーションと新しい街づくり
建築・都市計画・土木・交通分野においてVR(ヴァーチャル・リアリティ)を使うと、現状や将来の空間像を3次元で表現できるため、直感的にわかりやすい。本書は、長年建築・都市計画等に携わってきた著者たちが、VRが街づくりのプレゼンテーションに導入されるようまとめたもの。
■目次
・OUTLINE VRプレゼンテーションとは何か
01 安藤忠雄氏特別寄稿 VRプレゼンテーション技法の可能性
02 VRプレゼンテーションが可能にする新しい時代の環境デザインプロセス
03 VRプレゼンテーションをプロデュースする
04 対談 建築・土木設計検討におけるVRプレゼンテーションをめぐって
・CASE STUDY VRプレゼンテーションの活用事例
01 香川県高松市
VRを活用した4町パティオのデザイン検討が自主的な街づくりの輪を広げる
02 滋賀県近江八幡市
環境共生型小舟木エコ村の理念をVRとショートムービーでわかりやすく伝える
03 台湾新竹市・国立交通大学
等身大スケールのVR表示システム サイバードームで使い手の立場から設計検討
04 大阪府堺市
公共交通システムLRTの導入で美しい都市景観と賑わいを創り出す
05 東京都・日本橋川
首都高撤去後の日本橋川沿線をVRで検討する
06 中国・青島市膠州湾
トンネル火災時の非難解析シミュレーションで安全面での合意形成を図る
07 米アリゾナ州フェニックス市
都市開発の検討を視野にVRの利用可能性を広げる3次元プラットフォーム構築を目指す
08 愛知県名古屋市・名城大学
UC-win/Roadのシミュレーション機能を運動能力測定システムに活用
・EXPLANATION UC-win/RoadでVRプレゼンテーションを実践する
01 3次元VRソフト UC-win/Roadの基本
02 地形・道路などのVRデータを作成する
03 VRシミュレーションの機能
04 VRプレゼンテーションの実践
■特別付録CD-ROM
・UC-win/Road Ver.3.4体験版
・サンプルデータ
著者:福田知弘、関文夫、伊藤裕二、武井千雅子
出版社:エクスナレッジ
サイズ:A4
ページ数:160
発行年:2008.11
