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ゼロからはじめる建築知識 05 木構造

セール価格 2,200円(税込)

地震に強い木造はどうすればできるか。安全な木造を支える構造の秘密を、分かりやすいイラストで解き明かします。

*本書は2008年11月刊の「世界で一番やさしいもく構造」を再編集および加筆・修正したものです。

■目次

・第1章 木造に流れるチカラ

木造のほとんどは在来軸組構法/建物にはこんな力が働いている/木造を構成する部位/木材の強さを決める指標/建物にかかる縦方向の力/建物にかかる横方向の力/柱や梁に働く力/柱と梁の接合方法/梁は3種類のモデルで考える/建物の「かたさ」/木造は鉄筋コンクリート造・鉄骨造とどこが違うか/木材の性質は樹種で異なる/木材の強さは方向で変わる/木材の性質は含水率で変わる/節や切欠きで郷土は落ちるか/コラム 火災に強い木材の秘密

・第2章 柱と梁、それらの安全な接合

柱の役割、梁の役割/柱には通し柱と管柱がある/「柱通し」か「梁通し」か?/柱の折れ曲がりはこうして防ぐ/木材特有の背割りとめり込み/梁に働くせん断と曲げの力/梁のたわみを防ぐには?/梁の安全なつなぎ方/長いスパンを支える梁の工夫/安全な接合部のつくり方/在来軸組構法の継手と仕口/伝統構法の継手と仕口/コラム プレカットにはない「木を読む技術」

・第3章 耐力壁ってどんな壁?

耐力壁は水平力に抵抗する壁/筋かい耐力壁/面材耐力壁/耐力壁の強さは倍率で表す/壁量計算とは?/地震力に対して必要な壁量/風圧力に対して必要な壁量/耐力壁のバランスをチェックする4分割法/柱の引抜を防ぐ方法/土台の浮上がりを防ぐ方法/剛接合をつくる方法/コラム 大壁と真壁で異なる力の流れ方

・第4章 耐震構造に欠かせない床と小屋

水平構面とは何か?/水平構面を強くする方法/床のたわみを小さくするには/水平構面の強さを表す床倍率/木造住宅の屋根形状/母屋・垂木形式の屋根/登り梁形式の屋根/洋小屋の構造/軒先の吹上げを防ぐには/耐震診断のチェックポイント

・第5章 地震に強い木造を計画する

木造住宅の被害パターン/構造計画は「構面」を考える/木造の構造を表す伏図と軸組図/耐力壁の片寄る構造/複雑な平面形状の建物/複雑な立面形状の建物/吹抜けのある建物/小屋裏と中間床の注意点/スキップフロアの建物/免震、制振/コラム 災害の反省をもとに行われる構造基準の改正

・第6章 地盤の見方・基礎のつくり方

地盤の種類と揺れやすさ/地震の被害を受けやすい地盤/地盤の強さの調べ方/スウェーデン式サウンディング試験とデータの見方/地耐力を高める地盤改良の方法/建物を支える杭の使い方/地盤を締め固めて沈下を防止する方法/基礎は建物の重さを地盤に伝える/基礎の形は地盤に応じて選ぶ/基礎の種類/良好な地盤で使われる独立基礎と布基礎/軟弱な地盤でも使われるベタ基礎/点検口と換気口を設ける場所/鉄筋とコンクリートはお互いの弱点を補う/基礎に求められる良質なコンクリート/コンクリートのひび割れ対策

・索引

著者:山辺豊彦

出版社:エクスナレッジ

サイズ:A5

ページ数:167

発行年:2010.09