建築とは何か 藤森照信の言葉
「X-Knouledge HOME」誌に掲載された、藤森照信氏の言葉を「建築とは何か」をテーマに再編集。さらに藤森ケンチクを代表する傑作「高過庵」の構成から完成までに描かれた全スケッチを特別収録。藤森氏の考える「建築」がこの1冊で分かります。
■目次
・まえがき
・第一部
建築とは何か/20世紀のパルテノン神殿/20世紀建築の本流に背を向けたル・コルビュジエの謎/二つの未完の教会に隠されたガウディのメッセージ/フンデルト・ワッサーの人を引きつける力/イサム・ノグチは何をしようとしたのか/イサム・ノグチと丹下健三/日本のモダニズム住宅/丹下自邸の謎/白井晟一の素人性と縄文的なるもの/魅惑の原始住居/21世紀建築
・奇数ページ 高過庵のできるまで(全スケッチ)
・第二部 建築を理解するための15の質問状
現代建築史の「内」と「外」 安藤忠雄/「藤森照信への独人言」(回答は不要) 石山修武/モダニズムの矛盾の、先にあるべき建言 伊東豊雄/西洋建築とモダニズムが壊したもの 井上章一/日本デザインの行方 森川嘉一郎/保存しますか、建て直しますか 隈研吾/「師のアトリエ」を超える創作の秘訣 重村力/建築の領分 内藤廣/建築の世界の肩書きと宇宙遺産 中谷礼仁/サスティナブル、エコロジー問題と建築家の存在意義 難波和彦/原始時代と20世紀の建築、そしてその果てにあるもの 西澤立衛・林昌二/建築史家(歴史という過去の解釈)と、建築家(表現という現在の創造) 原広司/現代縄文住居のためのフジモリ五原則 藤本壮介/残るのは言葉か課建築か 布野修司
・あとがきにかえて 歴史のほうへ
著者:藤森照信
出版社:エクスナレッジ
サイズ:四六
ページ数:270
発行年:2011.01
