アルヴァー・アールトの住宅
フィンランド近代建築の巨匠アルヴァー・アールトの住宅26例を美しいビジュアルと共に解説。
北欧の建築家としてもっとも影響力のあったアールト。本書では、建築設計を始めたばかりの若かりしアールトの粗削りな作品から、戦後の住宅産業を支えた社宅の規格住宅、実験を繰り返して、次第に温かみのある空間へと成熟していく住宅の様子を余すところなく伝える。
■目次
・序文 マルック・ラハティ
・居住するということに関するアルヴァー・アールトのコンセプト(ユハニ・パッラスマー)
・収録作品所在地マップ
・第一章 1920s 古典主義とヴァナキュラー建築
ヌオラ邸 1922
アラタロ邸 1924
テルホ・マンネル邸 1926
ヴェカラ邸 1925
・第二章 1930s 純粋な機能主義から有機的形態の導入へ
タンメカン邸 1933
アールト自邸 1936
カントラ邸、工場長の住居 1937
工場の重役たちの家とマンテュラ邸 1937
マイレア邸 1939
・第三章 1940s 柔軟性のある規格住宅と伝統的な別荘
アセヴェリキュラの退役軍人の家 1941
支配人の家(VOK規格住宅) 1946
重役の家 1946
コルピコト狩猟小屋 1945
キールマン邸 1948
マンネル邸 1952
第四章 1950s さらなる実験と改良 アールトの成熟
ムーラツァロの実験住宅 1953
レヘムス邸、支配人の家 1956
メゾン・カレ 1959
二戸建て住宅、エンジニアの家と支配人の家 1960・1964
第五章 1960s 晩年の住宅設計 友人たちのために
アホ邸 1965
オクサラ邸 1974
コッコネン邸 1969
ヴィラ・シェッペッ(シルツ邸) 1970
・略歴/主な作品/引用・参考文献/謝辞・図版クレジット
著者:ヤリ・イェッツォネン、シルッカリーサ・イェッツォネン、大久保慈
出版社:エクスナレッジ
サイズ:A4
ページ数:224
発行年:2013.08
