無印良品とみんなで考える住まいのかたち。
リビング、ダイニング、キッチン、バス・トイレなど、数多くのアンケートをもとに考えられた、新しくそして自由な居室・空間の提案。本書は、無印良品が運営するWebサイト「みんなで考える住まいのかたち」に寄せられたのべ10万人ものアンケート基にしたデータから、日本の住まいのあり方を考える。
■目次
みんなで考える住まいのかたち
・「家事動線と洗濯動線」について考える
洗濯機の置き場所を考える/洗濯機の歴史、たらい、洗濯機から高性能家電へ/
隠されていた家事動線 ほか
・「バスルームとトイレ」について考える
日本におけるバスルームの歴史/西洋におけるバスルームの歴史/
公団住宅のバスルーム事情 ほか
・「寝室」について考える
食寝分離、個室志向、そして寝室の多様化へ/寝室は寝るだけの広さでいい/
寝室のワークスペースを廊下に移動する ほか
・「キッチン」について考える
かまどからシンク一体型キッチンへ/小さくてもあると便利な食品庫/
大きなキッチンは本当に必要か ほか
・「リビング」について考える
多目的空間となったリビング/切っても切れない日本人とこたつの関係/
自由度が高い床座の生活 ほか
・「ダイニング」について考える
「茶の間」と「ちゃぶ台」は日本の原風景/日本の「団らん」とは/
日本の原風景「一室空間への回帰」 ほか
・「収納」について考える
押入れから作りつけ収納へ-収納の歴史/物を持たない暮らしを考える/
物の「定位置」を意識する ほか
・「ワークスペース」について考える
19世紀の西洋と明治、大正時代の日本の書斎/書斎の消失とワークスペースとしての復活/
ワークスペースを家族で共有する ほか
・「玄関・バルコニー」について考える
今ではほとんど見られない土間/縁側とともに失われた近所づきあい/
人と人とが触れ合い場としての玄関
・「段差のある家」について考える
段差のあるキッチンを考える/段差が生み出す広がりのある居住空間/
段差を使って快適な床座の空間をつくる
著者:みんなで考える住まいのかたち研究会+土谷貞雄
出版社:エクスナレッジ
サイズ:A5
ページ数:151
発行年:2013.12
