市民が関わるパブリックスペースのデザイン 姫路市における市民・行政・専門家の創造的連携
テキスト日本語・英語
傑出した歴史遺産を都市の顔に持つ、姫路駅北駅前広場のデザイン・プロセスとその設計意図を解説しまとめたもの。行政と市民と専門家が共同して地方都市の駅前再生事業に関わり、質の高い公共空間の実現に向け努力したプロセスが記録されている。
■目次
・序章 背景
姫路の歴史
・第1章 計画編 市の基本レイアウトが変更されるまでのプロセス
市の素案と各種団体による代替案
公募学生によるシャレットワークショップと市民案
ラウンドテーブルとしての「市民フォーラム」
市から提示された3案と専門家ワークショップ
・第2章 設計プロセス編
各組織が連動して展開した合意形成のためのダイナミックなプロセス
設計作業と並行して行われた市民・行政・専門家の連携プロセス
専門家の連続セミナーによる意識化
公開型の専門家会議によるデザインの論理化
市民ワークショップによる理解と選択
関連団体代表者による推進会議における承認
活動年表
・第3章 デザイン編 展開された様々なデザイン手法
パブリックスペースにおけるデザイン調整の重要性
人間のための駅前広場をつくる-公共空間の作法
ストリートファニチャーのデザインとスギの活用
眺望デッキのディテールデザイン
世界遺産と駅前を結ぶ街路のデザイン:大手前通り(駅前トランジットモール)
生活の舞台となる広場のデザイン:駅前芝生広場
人のための公共空間:空間デザインによる価値向上
・第4章 エリアマネジメント編 市民が育てるパブリックスペース
人口減少時代のエリアマネジメントの展開
エリアマネジメント育成のプロセス
時を超えてつながる公共空間と連携デザイン
著者:小林正美
出版社:エクスナレッジ
サイズ:265×255
ページ数:116
発行年:2015.05
