ホーム 五感で楽しむ間取りの図鑑

五感で楽しむ間取りの図鑑

セール価格 1,980円(税込)

住まいの感性・センスも、まずは知識から

広がり、抜け、奥行き、重なり、間などの感覚的かつ立体的な空間のとらえ方ができると間取りは信じられないくらい豊かなものになります。さらに動き、たまりなどの動線、暮らしを彩る光や影、さらには快適な温熱環境までしっかりと考えることで五感で楽しむ間取り=家ができあがります。

■目次

1章 境界を間取る

01 広がり感:広がり感を出すには内部空間の微調整が重要

・狭い間口でも吹抜けで広がり感を

・空間の高さ調整で広がり感を出す

・腰壁で空間を間仕切る

・中庭を設けて視線を外に導く

・吹抜けは縦横のバランスが重要

・多方向への広がりを生む螺旋階段

・大きな外皮がつくる一体空間

02 抜け:端から端まで抜ける「仕掛け」をつくれば、窮屈感は解消でき抜け感が得られる

・バルコニーの手摺壁で視線を空に導く

・縦・横・斜めの抜けをつくる

・隣家を隠しつつ、細い路地に視線を抜く

・借景に向け壁一面を大開口とする

・道からは見られず、視線は抜ける大開口

・開口部を間近に感じる仕掛け

・庭を点在させ、視線の抜けを確保

・外部空間を取り込む土間空間をつくる

・玄関ドアの両袖で抜けをつくる

03 奥行き感:空間の広がりを期待させることで奥行き感は生まれる

・視線が通る距離を伸ばす

・平面に角度をつけると奥行き感が出せる

・明るい・暗い空間を交互に重ねる

・細長い建物は廊下をつくらない

・長いアプローチの奥行き感を強調する

04 重なり:重なりを意識して仕切れば、空間に良好な関係性が生まれる

・多様な奥行き感を出す中庭の重なり

・半透明の壁で気配と光を伝える

・上下に重ねて居場所をつくる

・格子で外部と中庭を緩くつなぐ

・中庭で重層する空間に一体感を出す

05 間:空間どうしの間に秘められた可能性を最大限に引き出す

・空間と空間をつなぐフリースペース

・中庭がL・D・Kの間をとりもつ

・空間を緩やかに仕切る箱を設ける

・さまざまな行為を誘う段差

・中庭に設けた外階段で居室をつなぐ

・路地を引き込み住空間を豊かにする

・屋外空間と段差で間仕切る

・室内に縁側空間を設ける

・バルコニーを格子で隠して内部化する

2章 動きを間取る

01動き:効率的な動きを生みだす動線計画が快適な住空間をつくる

・中庭を中心にした回遊動線

・居室が広くなる玄関と階段の配置

・生活の利便性と収納力を両立させる

・移動が楽しくなる階段の配置

・動線を考慮して段差で空間を仕切る

・螺旋階段で多方向に視線が移ろう空間に

02たまり:長居したくなるたまりを設け、心地よい住空間をつくる

・階段に新たな機能を加える

・外部空間に快適なたまりをつくる

・敷地の高低差に沿ってたまりを点在させる

・目線をそろえて食の空間を魅力的に

・吹抜けを中心に上下のたまりをつなぐ

・寝室を共用空間で囲う

・見え隠れすることで、落ち着きが生まれる

3章 彩りを間取る

01 光・影:快適な明るさは、光と影のバランスから生まれる

・南側に建物を寄せて採光を確保する

・階段室が光井戸の機能を兼ねる

・中央の吹抜けで北側1階まで光を

・時間・季節に合わせて光を採り入れる

・全周のハイサイドライトで家中に光を

・トップライトからの光が空間に陰影をつくる

・リビングと和室で明暗をつける

・部屋ごとに明るさを調整する

・隙間からの採光で陰影をつくる

02 暖・涼:暖・涼のデザインは、断熱性能の高さと適度な通風が肝

・スキップフロアで空気を循環

・吹抜けの快適さは断熱性能で決まる

・設備に頼らない空気の循環方法

・全館空調で温度が一定の環境をつくる

・屋上緑化で断熱性能を上げる

・屋根形状で風の入り方をコントロール

・地下空間が快適になる風の流れをつくる

・煙突効果を利用して、通風・排熱を促す

・棟部に溜まった暖気を抜く工夫

著者:建築家住宅の会

出版社:エクスナレッジ

サイズ:A5

ページ数:159

発行年:2022.12