
ちょっとイイ家
「建築家の建てた家は住みにくい」?
そんな世間の通説を検証するため、令和に活躍する建築家たちの建てた家を20件余、忖度なしに紹介します。単なる「建物」とイイ「建築」の違いは何か。あるいは「設計者」は何をもって「建築家」なのか。家づくりに必要なのは、高耐久な建材、高機能な設備、高級感のあるインテリア? それだけではなく、もっと根底にある、そもそも自分自身がどんなヴィジョンをもって家をつくるのか、である。原稿を進めながら、その答えに辿り着いたのです。(一部「はじめに」より抜粋)
ここに紹介する家は、個性豊かで考え方もつくり方もさまざまです。でも、そこには建築家自身が目指したそれぞれのヴィジョンを見ることができます。設計手法だけでなく、家に表れた、人柄や生き様。建築家を目指す人、これから家を建てる人、単なる建築好きの人、全員にお手に取っていただきたい1冊です。
■目次
林寛治「私の家」
横山敦士「is house」
土田拓也「BLUFF」
室伏次郎「懲りない家」
水口裕之・松井理美子「葉山のアトリエ」
粕谷淳司・粕谷奈緒子「QUAD」
小林武「CASA-K」
鈴木信弘・鈴木洋子「たまねぎ HOUSE」
手嶋保「桜台の家」
豊田悟「京都のアトリエ兼自邸」
浜ロミホ「丘の上の2つの家」
野出木貴夫「3層を吹き抜ける光庭のある家」
中村好文「葉山の家」
高梨純・高梨亮子「すぎなみツインハウス」
松田直則+人・空間研究所「HOUSE M」
後藤武・後藤千恵「逗子のアトリエ兼住宅」
下山総+垣内光司(八百光設計部)「下山自邸(オモヤ)と両親の家(ハナレ)」
保坂猛「LOVE HOUSE」
宮崎浩・宮崎桂「南町の家/北町の家」
穂積信夫「穂積信夫 自邸」
著者:増田奏
出版社:エクスナレッジ
サイズ:A5
ページ数:168
発行年:2025.04