夢みる名古屋 ユートピア空間の形成史
名古屋とはいったい何か? 茫漠として捉えようのない工業都市、その姿をえぐる都市論。
尾張藩の城下町から戦前、軍需産業の一大拠点として成長し、戦後には右派労働運動=民社党の拠点となり、管理教育の本場としても名高く、一方で俗に「巨大な田舎」と呼ばれる、といった名古屋の形成史と構造をみる。さらに名古屋における管理社会のかたちをも描く。
■目次
・はじめに 名古屋という難問
・1918 鶴舞
・1965 小牧
・1989 世界デザイン博覧会
著者:矢部史郎
出版社:現代書館
サイズ:四六
ページ数:224
発行年:2019.06
