ナイン・ヴィジョンズ なぜ日本の建築家は世界で高く評価されているのか。
建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー建築賞」の受賞者を国別でみてみると、日本はアメリカと並び世界最多受賞国となっています。なぜ日本の建築家は世界的に高い評価を得ているのか。その魅力と秘密に迫ったのが、『ひろしま国際建築展2025』での展示『ナイン・ヴィジョンズ |日本から世界へ 跳躍する9人の建築家』でした。その展示に、さらなる特別な解説を加えたのが、この『ひろしま国際建築祭』のオフィシャルブックとなります。
本書は「プリツカー建築賞」を受賞した9名(8組)の日本人建築家の思想と実践を、国際的視点から読み解き、各建築家の代表的な建築作品、建築家解説、展示解説をまとめたものになります。
総論では、なぜ日本からこれほど多くのプリツカー建築賞受賞者が生まれたのかを制度的・文化的観点から分析し、論評では、丹下健三や槇文彦の研究で知られる建築史家から、都市理論や社会批評に通じた現代の論者まで、第一線の専門家が建築家解説を執筆。あえて日本人以外の論者を中心に構成することで、日本建築の本質と革新性を、他者の眼差しで照射し、その国際的意義を多角的に浮かび上がらせます。
本書は、日本建築の創造性と世界との関係を問い直す、保存版的な一冊となるでしょう。
■目次
・プリツカー建築賞 受賞者マップ
・プリツカー建築賞を受賞した日本人建築家
・日本の建築家系譜
・継ぐのは、建築への問いである 本橋仁
・プリツカー建築賞と日本人受賞者 マーサ・ソーン
・丹下健三
・槇文彦
・安藤忠雄
SANAA(妹島和世+西沢立衛)
・伊東豊雄
・坂茂
・磯崎新
・山本理顕
・資料編
著者:[ナイン・ヴィジョンズ展]実行委員会
出版社:Echelle-1、工学図書
サイズ:B5
ページ数:208
発行年:2026.06
