モダンデザインの背景を探る バウハウスを軸にみる展開とその思潮
嫌われたモダン住宅がステイタスに。1920年代諸事情があぶり出すその変遷。人間と暮らしを中心にデザイン史を読み解く。
■目次
・1章 バウハウス
バウハウスとは
その誕生から終焉 政治との関わり
バウハウスの運営 社会との関わりから
社会の空気 バウハウスへの反感 ほか
・2章 モダン建築とは
モダン建築インターナショナル・スタイル その誕生
コルビュジエ初期代表作にみる「新しい建築のための5つの要点」
黎明期のモダン住宅 個人住宅と集合住宅その数は
嫌われたモダン住宅
当時のインテリアの実態
・3章 ヴィクトリア期のインテリアと建築「クィーン・アン様式」
ヴィクトリア期のインテリア その概観
改革運動にも動じない装飾過剰
ヴィクトリア期のインテリア その時代精神 ほか
附論 英国から大陸へ
・第4章 施主像
住宅の施主とは
共通項その1 女性が主たるクライアント
変容する住宅のあり方
シュレーダー邸(1923-24)ヘリット・リートフェルト
キングズロードの家(1921-22)ルドルフ・シンドラー
バーンズドール邸(1919-21)とライトの住宅施主像2例 ほか
・第5章 ヴァイセンホフ・ジードルンク
ヴァイセンホフ・ジードルンクとは
ヴァイセンホフ・ジードルンクをとりまく諸事情
新しい住宅建築への動き ほか
・第6章 施主像2 そして健康の意識
ガルシェのヴィラ(1926-1928)ル・コルビュジエ
著者:塚口眞佐子
出版社:近代文藝社
サイズ:四六
ページ数:230
発行年:2012.06
