ディスポジション 配置としての世界
2005年から2006年にかけて行われた、ディスポジション研究会の成果をまとめた書。
哲学、論理、生態心理学からアート、建築まで、領域横断的に世界を捉える方法の創出に向け、次代を担う理論家/実践家たちの配置と主体の問題をめぐる思考。
■目次
・馬に乗るように、ボールに触れ、音を奏でるように、人と関わる 柳澤田実
-disposition(ディスポジション)という概念によるアプローチ
・対談「世界・環境・装置-<ディスポジション>の可能性をめぐって」
萱野稔人×染谷昌義
・<イエスの接近=ディスポジション>-近づくという行為・行為の伝達 柳澤田実
・行動資源の配置(ディスポジション)-財貨の生態学と人々の生活学 染谷昌義
・人間らしさを配置する-Cyclopsをめぐって 本間淳
・心身の再配置のために-デカルト哲学に見る意思の発生と権能 大橋完太郎
・<配置>をめぐる論理と非論理-建築の四つのテキストから 東辻賢治郎
・マティスの布置-見えないものを描く 平倉圭
・様式の<配置>、主体性の<処置>-伊東忠太<世界建築図>と「日本国民」 天内大樹
著者:柳澤田実
出版社:現代企画室
サイズ:A5
ページ数:263
発行年:2008.06
