日本住宅建築の形と空間-近世住宅の歴史に見る
近世日本の住宅建築(書院・茶室・数寄屋造り・農家・町屋・武家屋敷・庭園建築)について、数多くの実例にあたり、分類し、それぞれの形態と空間の意味を論じた貴重な研究。写真と図面を多数掲載。
■目次
はじめに
・第1部 建築諸論
1 家と形と空間と
2 金沢の建築と谷口吉郎
3 住宅論序説 コラム 前庭と坪庭
4 「左京キリスト教会」設計メモ
・第2部 建築的空間と形態の研究 日本近世住宅の場合
序
第1章 書院造りの空間と形態
1 書院造りの空間と形態
2 室内空間と意匠
3 床・棚・書院の構成
第2章 数奇屋造りの空間と形態
1 数奇屋と茶屋
2 数奇屋と「すき」
3 茶屋の空間と形態
4 数奇屋造りの特性
第3章 茶屋の成立と空間
1 茶屋の成立
2 茶屋のあり方と空間構成
3 表現の手法と室内意匠の意味
第4章 農村住宅の空間と形態
1 空間構成
2 形態の相
3 型と様式
4 実例にみられる平面の架橋の類型
第5章 都市住宅の類型 彦根の場合
1 各種の平面型
2 平面型の実例
・第3部 滋賀県の民家
第1章 民家
1 長浜市の民家
2 今津市の民家
3 彦根藩足軽善利組屋敷の平面型
4 富江家の住まい
5 西大路藩武家屋敷の主屋平面の基本型
6 大戸川ダム水没地域の民家
第2章 町並み
1 彦根の町並み
2 五個荘町金堂の町並み
第3章その建造物
1 長浜の山のかたち コラム 旧琵琶ホテル
著者:室谷誠一
出版社:ナカニシヤ出版
サイズ:A4
ページ数:237
発行年:2008.06
