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大日本帝国の領事館建築 中国・満州24の領事館と建築家

セール価格 3,300円(税込)

明治初期から大正中期にかけて、大日本帝国が東アジアにおける満州から中国各地に開設した24件にわたる在外領事館建築の形成過程と建築家の活躍、ならびに様式技術を明らかにした書。片山東熊をはじめ真水英夫、三橋四郎、永戸新吾、ヴェリンカム、テアン・サイ、平野勇造、福井房一、ウエンサン、横井謙介、栗山俊一、内田祥三ほかの建築家が渾身の力をふりしぼる。

■目次

・はじめに 本書の視点

・第I章 草創期の領事館建築

外務省機構の変遷と在外領事館の開設/東アジア拠点の北京公使館/天津総領事館と天津日本租界/中国進出の起点としての領事館開設

・第II章 日露戦争後の領事館建築

日露戦争と領事館/領事館建築に奔走した建築家・三橋四郎/平野勇造と福井房一の上海、漢口総領事館

・第III章 第一次世界大戦以降の領事館建築

巨費をかけた建築家ウエンサンのハルビン総領事館/横井謙介の渾身の安東領事館/満州辺境の領事館建築/台湾総督府技術者が設計した汕頭領事館/内田祥三の九江領事館、済南総領事館

・第IV章 領事館の建築計画

平面計画と建築の様式技術/様式建築の工事費/満州の気候風土と建築材料/領事館建築と工期

・終章

領事館建築のまとめ/領事館建築のその後/日本の近代建築史と海外編・建築家

・図版所蔵者一覧

・あとがき

著者:田中重光

出版社:相模書房

サイズ:A5

ページ数:191

発行年:2007.10