年輪の記 ある建築家の自画像
民家研究から農村建築学に至る近代建築史そのままの著者80年の貴重な自伝。『建築と工作』連載の随筆「農匠雑記」ほかを収録。
■目次
・第一部
はじめに/樹真の告白/県下第三番目の幼稚園の卒業生/町の楽隊
家の普請場にて/右脚の三つの傷/「危険だが愉快だ」/狸にばかされた話
海2題/ある偶然/寮での生活/愛知一中へ転校/再々出発/中学生生活
名古屋懐古/隣の火事/恩師の思い出/職業の選択と進学/徴兵検査
早稲田大学に入学/入学式とストライキ/失明した画家/高等予科の時代
早稲田情緒/転変する下宿生活/印度哲学ののぞく/学友たち/妙な収集家
八葉会と寂光社のこと/学部の一年生/決議文/早苗会の再建/製図室風景
余暇生活/ピンポン事件/グラウンド公開事件/日光実習旅行/奈良の旅
民家事始め/関西旅行の記/八葉会演劇部第一回試演/八葉会演劇部第二回試演
「様式は自由」ということ/様式主義からの脱皮/教室音楽会/大学制度の改革
卒業式と謝恩会/ダンスも「紳士」のたしなみ/平和博と分離派建築会
大隈総長の死と佐藤先生/カンニングはばれたか/実習と富士登山
二人の弟の死/ボツボツ製図/歩いた方が速い西武電車/土地成金になり損ねた話
流行性感冒にかかる/学生の味覚/汁粉で勝負/エンサイクロペディア
馬に乗せられた話/畜舎の見学/登別の宿/白老のアイヌ集落/狩勝峠を越えて
漁村と山村の生活調査/初めてもらった設計料/卒業設計のこと
白川村「探検記」/白川村調査秘話/御母衣の民家と生活/民家調査余余録
保木脇の家/天生峠越え/塩原旅行とその後/住宅のコンペに応募落選
卒業期のころ/「わかもの座」試演/「わかもの座」の解散/面接不履行
石黒忠篤先生との約束/心すすまぬ設計事務所勤め
任・東京市技手・命公園課勤務/公園課技手行状記/現場で死んだ先輩
東京駅から駆け込み競争/横綱町公園の音楽堂/三面村は遥かなり
関東大震災の日に/日比谷公園の夜/被服廠跡へ人を探しに/震災の体験から
「父来る」/狂う/愛宕山から焼け跡を望む/救援物資の運び屋/馬の尻は大きかった
・第二部
震災後の市の建築行政機構/三協土木建築事務所時代/武蔵高等工科学校設立のいきさつ
浅草寺本願寺本堂の設計/日本インターナショナル建築会のことなど
朝露のような新興建築会連盟/タウト回想/東北の農村を歩く
東北地方の農村住宅改善調査研究/映画「農村住宅改善」/軌道に乗り出した農村建築
開拓地の移住施設の建設/豆大工の養成/中央開拓建築隊/農村工業の中での大工教育
農村建築研究会の動き/開拓研究所から農業技術研究所へ/「総合農学」講座の創設
恋愛交換文書検閲係/今先生の服装哲学/全日本建築士会と私/中部工業大学へUターン
著者:竹内芳太郎
出版社:相模書房
サイズ:A5
ページ数:604
発行年:1978.02
