都市と人間
ルイス・マンフォ―ドの都市批評。自動車に蹂躪され過密と混乱にあえぐヨーロッパとアメリカの都市を診断し、人間的な建設と生活の秩序をうち立てるための基盤、暮らしの文明の原点をさぐる。都市、建築、記念碑といった領域を対象として現代都市の問題を分析し、過去の計画の欠陥や、これから新しい形態で再生されるべき手法のかずかずを明らかにする。
■目次
・第一部 ヨーロッパ
ヨーロッパのバベルの塔/イーストエンドの賑わい/古い形式を生かしたニュータウン/ロッテルダム散策/洞窟・都市・花/マルセイユの「阿房宮」/ユネスコ本部 去れ、呪われし紋切り型よ/ユネスコ本部 隠された宝/「気まぐれ城」から「アーサー王の腰掛け」まで/ロンドン 空高く/ゴディヴァ夫人のまち
・第二部 アメリカ
ライトがなせしこと/ペンシルヴァニア駅の悪夢/ひややかな顔の大使館/「近代建築」に対立するもの/フィラデルフィアの歴史地区 I /フィラデルフィアの歴史地区 II/フィラデルフィアの歴史地区 III/フィラデルフィアの歴史地区 IV/空が最後だ/ランドスケープとタウンスケープ/ハイウェイと都市
・訳者あとがき
著者:ルイス・マンフォード、生田勉、横山正
出版社:新思索社
サイズ:四六
ページ数:350
発行年:2006.10
