ゲーテッド・コミュニティ 米国の要塞都市
米国では、望まない人物を含む部外者による侵入や接触を妨ぐため、近隣住区を外壁で取り囲み、ゲートを設置する「ゲーテッド・コミュニティ」の是非を問う論議に多くの市民が参加している。ゲートは、犯罪阻止や安全確保といった、より広範な市民の問題や要求に応えている。しかし、ゲートがもたらすトータル・セキュリティの概念は見せ掛けのみであり、殺人事件は外壁で囲まれた住宅地内でも起きているし、強盗や破壊行為の問題も変わらず続いている。本書は、「ゲーテッド・コミュニティ」の現実と課題を、様々な情報を元にわかりやすくまとめた一冊である。
著者:エドワード・J・ブレークリー、メーリー・ゲイル・スナイダー
出版社:集文社
サイズ:A5
ページ数:246
発行年:2004.06
