保田與重郎文庫 1巻 改版 日本の橋
早く二十歳の頃に保田の発想の萌芽が認められる「日本の橋」は、橋の形態や架橋の精神を考察し、日本と西欧の本質的な差異を発見したユニークで類ない文芸評論として、その斬新さに文壇の注目が集まり、読書界に広く迎えられた。
本文庫に収めたのは、同題前著から大幅に加筆修正した「日本の橋」と「誰ケ袖屏風」のみを残し、「河原操子」「木曾冠者」を新たに加えて昭和十四年に刊行された『改版 日本の橋』である。
著者:保田與重郎
出版社:新学社
サイズ:文庫
ページ数:179
発行年:2001.07
