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建築家 林雅子 1928-2001 Hayashi Masako architect

セール価格 20,900円(税込)

林雅子(1928-2001)は、北海道に生まれ、1951年に日本女子大学生活芸術科住居専攻の第1期生として卒業後、東京工業大学清家清研究室で5年間設計の実務を学んだ。1958年、女性3人で設計事務所「林・山田・中原設計同人」を設立。当時、男性の世界とされた建築界で自らの努力で新たな道を切り拓いていった林雅子の40余年に及ぶ活動は、多くの住宅作品といくつかの公共建築からなる。日本建築の伝統を受け継ぎながら、形式にこだわらず、現代の技術とデザインを駆使して確かな骨格と大胆なデザイン、緻密で創造力に溢れた細部を特徴とする。本書では、主要75作品を平面図、断面図とともに紹介。

■目次

・空間の骨格

・作品

Oさんのすまい、O夫人のすまい、マヤの家、平らな屋根のすまい(私たちの家)、門構えのオフィスビル、高原の夏の家、草崎クラブ、魏晋社工房、末広がりの家、海のギャラリー、三つの床、崖の家、インドアガーデンのある家、北向きの家、私たちの家(II期)、三泉寮(日本女子大学軽井沢寮)、ルーフテラスをもつ家、内部に外部をもつ家、橋がかりの家、ギャラリーをもつ家、雪囲いのある家、段床の家、世田谷区民健康村ふじやまビレジ、東京都太田記念館、梁山倶楽部、双極の家、クロスプランの家、STEP 中央校学校創立85周年記念館、福井県生活学習館、パティオのある家、せせらぎのほとりの家

・論文再録

 ・のびのびした長女、林 雅子 川添登

 ・林雅子さんの住宅が語りかけるもの 長谷川尭

 ・ハマダン~イスファハン間の一村落 林雅子

 ・マテリアル・アプローチ 林雅子

 ・住宅のゆくえ 林雅子

・論文

 ・住宅がデザインされてきた時代 植田実

 ・「林雅子風」の原風景 小谷部育子

 ・空間の骨格・五感で感じる構造 今川憲英

 ・凝縮された空間 白井克典

・全197作品リスト

・跋 「林雅子風」 林昌二

・APPENDIX

 「骨格をもつ以前の空間についての感想」 鈴木恂

 「海のギャラリーができてから」 内田祥哉

 「魏晋社工房を建てたころ」 末田龍介+末田栞

 「『ギャラリーをもつ家』の偽座敷わらし」 村松伸

 「断面で設計しなさい」 東利恵

 「林雅子さんと自転者親交会」 會田雄亮

 「清家研究室の山田雅子」清家清 [聞き手:植田実・林昌二]

 「林・山田・中原設計同人の四十四年」山田初江 中原暢子(林昌二)

  [聞き手:植田実・小谷部育子

□付録 林雅子年譜 The same scale drawing of main 75 works

著者:

出版社:新建築社

サイズ:295×295

ページ数:391

発行年:2002.09