現代棟梁の設計術 五意達者への道
明治以来、大工技術は工学はもとより技術教育の枠外に置かれ、特に戦後は建築基準法からも外された存在であった。本書は、伊藤平左ェ門の門を叩いた筆者が社寺建築の技術を現代建築技術の表舞台に登場させた努力の足跡である。
■目次
・巻頭言 構造即意匠 鈴木博之
・序文 新たなる伝統建築設計法を求めて
・第一章 木割術と規矩術
・第二章 継手・仕口の研究
・第三章 新・耐震化架構体の考案
・第四章 実大実験による実証と限界耐力計算
・第五章 長寿命化と無害化
・対談 仕口から見える新しい木造建築のかたち 稲山正弘×木内修
・あとがき
・付録 継手・仕口の変還
・作品データ 穴八幡宮隋神門、神宮外宮神楽殿、日蓮正宗総本山大石寺六壷、根室山開法寺本堂
著者:木内修
出版社:新建築社
サイズ:280×210
ページ数:223
発行年:2007.01
