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国道16号線スタディーズ 二〇〇〇年代の郊外とロードサイドを読む

セール価格 2,200円(税込)

首都圏の郊外を結ぶ国道16号線を実際に車で走り、街を歩き、鉄塔や霊園を観察し、街の歴史や街を物語るテクストを読み込んで、2000年代のロードサイドのリアリティをつかみ取る。現代日本の郊外が抱える課題や郊外を理解する新たな視点を浮き彫りにする。

■目次

はじめに 本書のナビゲーション 塚田修一

第1章 「場所」と「非―場所」 二つのテレビ番組が映した道と街、そして人 丸山友美

第2章 鉄塔がある風景 『闇金ウシジマくん』の郊外 近森高明

第3章 幹線移動者たち 国道十六号線上のトラックドライバーと文化 後藤美緒

第4章 「重ね描き」された国道十六号線

コラム 相模原市緑区巡礼 松下優一

第5章 「軍都」から「商業集積地」へ

コラム 「国境」としての国道十六号線 福生・基地の街のリアリティ 塚田修一

第6章 ジューロクゴーが片隅を走る世界で

第7章 不在の場所 春日部にみる「町」と「道」のつながり/つながらなさ 鈴木智之

第8章 死者が住まう風景

    国道十六号線ともう一つの郊外 佐幸信介

コラム マツコ・デラックスと国道十六号線

    犢橋で「十六号線的なるもの」を考える 塚田修一

第9章 国道十六号線/郊外の「果て」としての木更津

   『木更津キャッツアイ』は何を描いたのか 西田善行

終章 「東京都市圏」の縁をなぞる 国道十六号線と沿線地域の歴史と現状 西田善行

おわりに 西田善行

著者:塚田修一、西田善行

出版社:青弓社

サイズ:A5

ページ数:275

発行年:2018.05