スケートボーディング、空間、都市 身体と建築
スケートボーディングは身体による建築批評であり、新たな都市空間の創造である。一見、子どもの遊びと思われがちなスケートボーディングが、じつは、現代建築の資本主義的性格への批判であり、飼いならされた、陳腐化した日常生活への抵抗であり、それらに代わる新たな生き方としての「カウンターカルチャー」であることを、当のスケートボーダーたちの経験、彼らの身体と肉声をとおして鮮やかに描き出した独創的な書。
■目次
1章 はじめに/2章 装置/3章 見出された空間/4章 建造された空間/5章 身体空間/6章 サブカルチャー/7章 都市の構成体・作曲/8章 街を演じる/9章 しめくくり、そして次への扉/訳者あとがき/図版一覧
注・文献/事項索引・人名索引
著者:イアン・ボーデン、齋藤雅子、中川美穂、矢部恒彦
出版社:新曜社
サイズ:A5
ページ数:453
発行年:2006.08
