ホーム <住宅>の歴史社会学 日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化

<住宅>の歴史社会学 日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化

セール価格 3,960円(税込)

私たちは、住居に何を問い、何を失ってきたのか。明治期以降の住宅言説を「商品=メディアとしての住宅」という視点から丹念に読み解き、住宅問題をとらえなおす新たな視座を提示。

■目次

・はじめに

・第1章 住居の社会的把握

 1.交渉過程としての住居

 2.モノとヒト-マテリアルな交渉

 3.リズムと範域-ミクロな交渉

 4.規格化と私秘化-マクロな交渉

 5.方法-もうひとつの「日本住宅開発史」

・第2章 啓蒙

 1.日常生活の焦点化

 2.生活改良運動の展開

 3.家政学批判と生活学の構想-今和次郎の軌跡

・第3章 動員

 1.初期住宅調査の住居像

 2.診断・治療・予防-都市空間のセキュリティと住居

 3.生産手段としての住宅-西山夘三の調査と構想

・第4章 産業化

 1.デザインをめぐる闘争と専門家集団

 2.住宅手引書と体験記

 3.「視覚」化する住宅所有

・終章 日常生活批判に向けて

 1.日常生活批判に向けて

 2.危機の意識化と日常生活批判

 3.住居空間の再編成

著者:祐成保志

出版社:新曜社

サイズ:A5

ページ数:336

発行年:2008.10