
デジタル記号論 「視覚に従属する触覚」がひきよせるリアリティ
私たちは一日にどれくらいポータブル端末に触れているだろう。そこでは視覚以上に触覚が重要な役割を果たしている。いまや全く新しい感性が生まれていると言ってもいい。気鋭のメディア・記号学者が、デジタル化時代のこのリアリティを鮮やかに描出。
■目次
序章 デジタル時代の技術化されたイマジネーション
第1章 バックミラーのなかのメディア文化
第2章 メディアテクノロジーが陶冶する想像力の現在
第3章 メディアの媒介性と、その透明性を考える
第4章 私たちはどのように写真をまなざすのか
第II部 視覚と触覚の現代的な関係性を考える
第5章 タッチパネル考 画面との接触が求められる現代
第6章 「接続される私」と「表象される私」
第7章 スポーツゲームの組成
第III部 空間と身体の現代的な関係性を考える
第8章 ポケモンGOでゲーム化する世界
第9章 拡大される細部
第10章 テクノロジーによる「行為」のシミュレーション
終章
著者:松本健太郎
出版社:新曜社
サイズ:A5
ページ数:276
発行年:2019.02