知覚はおわらない アフォーダンスへの招待
環境に潜在する多様な行為の可能性「アフォーダンス」。これを単位にすることで心理学・物理学・生物学の溝が埋められ、知覚は無限の行為となる。J.J.ギブソンの生態光学を拡張し、科学からスポーツ、芸術まで、あらゆる経験を変容させる未来の理論を明解に導入する。
■目次
・I アフォーダンス入門
リアリズムのお稽古/アフォーダンスの心理学/スポーツの究極にある緩慢さについて 澤野雅樹との対話/想起の「自然」についての覚書
・II 表現
表現と同時性 寺山祐策と武蔵野美術大学視覚デザイン室の学生たちの対話/光に触れる意識 ジェームズ・タレルに聞く/マイクロスリップと演技 平田オリザとの対話
・III 運動
知覚はおわらない/義足の生 歩行という意識 義肢装具士・井ノ瀬秀行に聞く/いちど起こること
・あとがき
著者:佐々木正人
出版社:青土社
サイズ:四六
ページ数:285
発行年:2000.10
