現代建築 アウシュヴィッツ以後
アウシュビッツ以後の現代建築ですら払拭しえない、空間の効率化と合理性という、死の工場に通底する思想と発想‥。ナチス的欲望とは、建築のみならずわれらの文化に隈なく偏在する現象なのか。現代建築の核心に鋭利に迫り、新世紀の文化の究極を追求する。ピーター・アイゼンマンの「ホロコースト・メモリアル」、ダニエル・リベスキンドの「ユダヤ博物館」などについても言及した、読み応えのある書。
著者:飯島洋一
出版社:青土社
サイズ:197×135
ページ数:334
発行年:2002.04
