建築を読む アーバン・ランドスケープTokyo-Yokohama
超高層ビルばかりの街は楽しいか。美しい景観そして快適な建築とは、具体的には如何なるものか。メトロポリスに奔流する資本のメチャクチャな論理と欲望が、ありうべきランドスケープを混乱させ歪めてはいないか。ひとつの大型マンション建築で、見慣れた街と風景が永遠に消えてゆく。変貌著しい都市空間に理想的建築の数々を求め遍歴する。東京・横浜の過去現在を往還しつつ街歩き・建物ウォッチング。
■目次
・プロローグ 都市の青春
・1部 TOKYO
1 トーキョー・ランドスケープ 丹下健三のあとに/2 北山恒、あるいは状況と伴走すること/3 小林信彦の「東京」
・2部 日付のあるスナップショット
・3部 YOKOHAMA
4 風景から遠く離れて 横浜、二〇〇四/5 獅子文六の「横浜」
・エピローグ
・参考文献
著者:梅本洋一
出版社:青土社
サイズ:四六
ページ数:243
発行年:2006.12
