ホーム なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門

なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門

セール価格 3,520円(税込)

脳、前衛芸術に挑む。絵画を見て、それを「よい」と思うとき、脳では何が起こっているのか。複雑怪奇な前衛芸術が「わかる」とはどういうことなのか。ノーベル賞を受賞したエリック・カンデルが、脳科学、医学、認知心理学、行動科学から美学、哲学まで、あらゆる知を総動員し、人間の美的体験のメカニズムを解き明かす。

■目次

・謝辞

・はじめに

・I ニューヨーク派で二つの文化が出会う

 ニューヨーク派の誕生

・II 脳科学への還元主義的アプローチの適用

 アートの知覚に対する科学的アプローチ

 鑑賞者のシェアの生物学(アートにおける視覚とボトムアップ処理)

 学習と記憶の生物学(アートにおけるトップダウン処理)

・III アートへの還元主義的アプローチの適用

 抽象芸術の誕生と還元主義

 モンドリアンと具象イメージの大胆な還元

 ニューヨーク派の画家たち

 脳はいかにして抽象イメージを処理し知覚するのか

 具象から色の抽象へ

 色と脳

 光に焦点を絞る

 具象芸術への還元主義の影響

・IV 始まりつつある抽象芸術と科学の対話

 なぜアートの還元は成功したのか?

 二つの文化に戻る

・訳者あとがき

著者:エリック・R・カンデル・、高橋洋

出版社:青土社

サイズ:四六

ページ数:216

発行年:2019.06