
都市と緑の人類史
都市の未来をどうするか、いまがその岐路である。都市は大規模な気候変動のいま、洪水、干ばつ、食料・エネルギー資源の減少、パンデミック、大気汚染、気温上昇などの脅威に直面している。今世紀末までに地球との新たな調和を見いだせなければ、多くの都市が地上から姿を消すだろう。人類の歴史上、戦争や貿易や地政学によって形成されてきた都市。いまはそれを大きく変えるときだ。都市のなかにある自然や生態系に目を向けると、そこに多様な生命がすでに息づいていることに気づくだろう。そして、そこにあらたな都市の可能性があることも。私たちの街を「生きた場所」にするための革新的な都市論。
■目次
・はじめに
・境界部分で
・公園とレクリエーション
・コンクリートのひび割れ
・林冠(キャノピー)
・生命力
・収穫
・ズートロポリス
・エピローグ 終わり
著者:ベン・ウィルソン、森夏樹
出版社:青土社
サイズ:四六
ページ数:368
発行年:2023.10