
「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護
外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去それで本当に地球の自然が守れるのか。過去の自然保護のあり方を批判し、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案する。
■目次
第1章 自然を「もとの姿に戻す」ことは可能か
第2章 「手つかずの自然」を崇拝する文化の来歴
第3章「原始の森」という幻想
第4章 再野生化で自然を増やせ
第5章 温暖化による生物の移動を手伝う
第6章 外来種を好きになる
第7章 外来種の交じった生態系の利点
第8章 生態系の回復か、設計か?
第9章 どこでだって自然保護はできる
第10章 自然保護はこれから何をめざせばいいか
著者:エマ・マリス、岸由二、小宮繁
出版社:草思社
サイズ:文庫
ページ数:382
発行年:2021.04