ホーム エイジング・プレイス(地域居住)と高齢者住宅 日本とデンマークの実証的比較研究

エイジング・プレイス(地域居住)と高齢者住宅 日本とデンマークの実証的比較研究

セール価格 3,850円(税込)

本書では、「エイジング・イン・プレイス(地域居住)」という概念とそれを支える理論を整理しながら、アメリカ、イギリス、オランダ、デンマークの現状を紹介。その上で「住まいとケアの分離」によって独自の道を歩んだデンマークに着目し、日本・デンマーク両国の高齢者住宅住人へのインタビュー調査等によって、日本の課題を実証的に明らかにしていこうというのが、本書のねらいである。地域に開かれた自立型住宅づくり、在宅24時間ケアの整備、住宅での看取りなど、世界視野とエビデンスに基づく研究から、今なお施設依存の強い日本が忘れている重要な視角が見えてくる。

■目次

・第1章 エイジング・イン・プレイスとは

 エイジング・イン・プレイス(地域居住)が生まれるまで

 エイジング・イン・プレイス(地域居住)とは何か

 地域居住と高齢者住宅

・第2章 「住まいとケアの分離」理論

 デンマークにおける「住まいとケアの分離」

 ロートンの理論

 ホーベンの理論 

 ステア(階段)・モデルとステイ(居住継続)モデル

 「住まいとケアの分離」の先にあるもの

・第3章 地域居住に向けての各国の取り組み

 アメリカにおける取り組み

 イギリスにおける取り組み

 オランダにおける取り組み

・第4章 デンマークにおける地域居住と高齢者住宅

 デンマークにおける地域居住

 地域資源の実態

・第5章 日本における地域居住と高齢者住宅

 地域居住に向けて-高齢者ケアの動向

 地域居住に向けて-高齢者住宅の動向

 日本の課題

著者:松岡洋子

出版社:新評論

サイズ:A5

ページ数:358

発行年:2011.07