家具の本
日本の空間文化がもつ特質を最先端のインテリアデザインに蘇らせる内田繁の仕事。その30年の軌跡を、代表的な家具作品を網羅してたどる。枕が巨大化したフリーフォームチェア。闇をつくるための照明。西洋にはない引戸の工夫。人々の交流の場になる縁台をイメージしたソファ。光・色彩・透明感の使い方。軽やかに自在に変化する家具への夢。この本は、インテリアデザイン史の証言であり、21世紀に向けた「日本文化のメソッド」の伝達である。デザインという行為がもつ自由と、そこからうまれる一脚の椅子を愛する人に、届けられる待望の一冊。
著者:内田繁
出版社:晶文社
サイズ:200×150
ページ数:270
発行年:2001.10
