
変貌するミュージアムコミュニケーション 来館者と展示空間をめるくメディア論的想像力
従来、学習者が集う社会教育施設として理解されてきたミュージアムを、メディア・テクノロジーによって構造化され、多様なコミニュケーションを媟介する空間〈メディアコンプレックス〉として描き直す。丹念な資料調査をもとに20世紀の英米圏のミュージアム史を更新するとともに、ポスト・オーディエンス研究の道筋を照らし出す労作。
■目次
第一章 「来館者」から「ミュージアムコミュニケーション」へ
第二章 ミュージアム」という実験室
第三章 ミュージアムをめぐるメディア論的想像力
第四章 ミュージアムコミュニケーション概念の規格化
第五章 ミュージアムコミュニケーション概念のメディア論的転回
第六章 双方向化するミュージアムコミュニケーション
第七章 メディアコンプレックスとしてのミュージアム
第八章 方法としてのミュージアムコミュニケーション
著者:光岡寿郎
出版社:せりか書房
サイズ:四六
ページ数:357
発行年:2017.06