
占領期の都市空間を考える
戦後70年を迎え、連合国軍による占領時代は遠くなった。しかし、その記憶は思わぬ形でわれわれの生活に刻まれている。占領下の日本を撮影する外国人のまなざし、横浜・神戸の接収事情と都市計画との関係、接収された豪邸の事例検証、そして占領期研究における資料収集・保管の問題まで、占領期研究において新たな視点を提示する。
■目次
・まえがき 小林宣之
・占領期写真におけるさまざまなまなざし 佐藤洋一
・占領期都市空間研究のためのアーカイブズ 福島幸宏
・占領期横浜の都市空間 研究史と記憶の継承 大西比呂志
・神戸・阪神間における占領と都市空間 村上しほり
・神戸ジェームス山外国人住宅地の接収事情 玉田浩之
[全体討論]占領期日本の都市空間を考える、記憶をいかに継承するか
・あとがき 玉田浩之
著者:小林宣之、玉田浩之
出版社:水声社
サイズ:A5
ページ数:177
発行年:2020.11