
革命の印刷術 ロシア構成主義、生産主義のグラフィック論
優れたデザインは印刷物資の不足を克服する!・・ソ連の理想に賛同した芸術家と批評家たちは、純粋芸術を捨て、識字率の低いロシアの民衆に〈伝える〉ための実用的グラフィックデザインの方法を模索した。初期ソ連の傑出した印刷メディア論を集成。
■目次
・エリ・リシツキー
タイポグラフィーの地勢学
タイポグラフィーの事実
われわれの本
本のデザインの手法について
・オシップ・ブリーク
広告の技法(いくつかの一般的所見)
われわれにはどのような宣伝が必要か
・ニコライ・タラブーキン
今日の芸術
序文
ポスターにおける創意性
広告
古い民衆のルボークと、新しいアジテーションのルボーク
本の組み立て
新聞の組み立て
チラシと掲示広告
写真技術と、写真における手つかずの可能性
・ヴィクトル・ペルツォフ
言葉‐視覚的イメージ-未来
・グスタフ・クルツィス
アジテーション芸術の新しい種類としてのフォトモンタージュ
・ウラジーミル・ファヴォルスキー
本について
・社会主義ロシアから発信された「複製技術時代の芸術」論 河村彩
著者:E.リシツキー、O.ブリーク、N.タラブーキン、V.ペルツォフ、G.クルツィス、V.ファヴォルスキー 河村彩編
出版社:水声社
サイズ:四六
ページ数:258
発行年:2021.05