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糸玉の近代 二〇世紀の造形史

セール価格 4,180円(税込)

「驚き」を内に秘める「歴史の糸玉」

絵画や彫刻のみならず、都市や建築、商品、衣服、版画、料理、サバイバル、手仕事装丁まで、造形性をともなう「モノ」にまつわる技術をその思想とともに解きほぐす。近代によって産み落とされ、置き去りにされたものに新たな光を当てる14の扉。

■目次

・序 ジャコモ・バッラの「家」

・第Ⅰ部 芸術 未来派の知覚

 ローマ 革命の都市/教育の革命

 動体写真という反証

 ウンベルト・ボッチョーニの彫刻、ロベルト・ロンギのエクフラシス

・第II部 万博 うたかたの都市

 ローマ万博の光と影 ジュゼッペ・ボッタイのまなざし

 建築家アダルベルト・リベラの記憶

 幻のなかの経験 ローマ万博の展示空間

・第III部 建築 後期モダニズムの消息

 イタロ・カルヴィーノ『遠ざかる家』と戦後イタリア建築史

 機能主義建築の臨界 後期モダニズムにおける人間的なるもの

 「近代運動」のパリンプセスト トッレ・ヴェラスカとその建築論

・第IV部 技芸 かたちの声

 横井庄一考 生存のためのデザイン

 戸田ツトム考 夕まずめの眺め

 中野裕介/パラモデル考 軽やかな遊びとしてイラストレーション

 リュウ・リケツ考 Make the Print Tender

 髙畑紗依考 閃のうつし

著者:鯖江秀樹

出版社:水声社

サイズ:A5

ページ数:324

発行年:2022.04