近世寺社境内とその建築
日本近世における寺社境内の空間構造・土地利用形態とそこに展開した建築に関する論考をまとめたもの。日本近世の寺社境内とそこに所在した建築を対象として、寺社境内の空間形式に携わった集団が、いかなる条件のもとで何を指向し、どのうようなものを創り上げたかといったプロセスを解明することにより、近世社会の様相を寺院境内とその建築から描く。約三百年にわたった近世各時期の課題を抽出し、社会・権力・民衆・寺社との相関関係を如実にあらわす事例を取り上げて検討する。
著者:光井渉
出版社:中央公論美術出版
サイズ:A5
ページ数:410
発行年:2001.11
