建築シンボリズム 帝政ローマと中世における
ローマ帝国時代や中世の神殿や教会堂などの建造物には、ある象徴的な意味が込められていた。著者スミスは建築史の分野で、建築のシンボリズムという極めて困難なテーマを主軸として、新たに古銭学・典礼学・神話学の成果を動員し、オリエント、古代ギリシャ、ローマ、中世、ビザンティン、イスラムに及ぶ研究手法を確立した。古代から中世に及ぶ建築史の体系的な再構築を試みた歴史的名著ついに刊行。
上製函入 挿図200点
■目次
・まえがき
・序
・第一章 市門の概念
・第二章 ローマの伝統 塔付きファサード、城塞、聖宮殿、世界の球体、天のバルダッキーノ
・第三章 中世のおけるローマの建築シンボリズム
・第四章 皇帝のキボリウム
・第五章 ローマとビザンティンの宮殿におけるドーム型のヴェスティブルム
・第六章 中世におけるキボリウムとドーム型ヴェスティブルム
・第七章 ビザンティン建築における皇帝のパラキュプティコンとドーム型ヴェスティブルム
・第八章 結論とそのイスラム建築との関わり
・あとがき
・図版/参考図版
・索引
著者:E・ボルドウィン・スミス
出版社:中央公論美術出版
サイズ:B5
ページ数:352
発行年:2002.04
