パリ都市計画の歴史
これまでの日本語文献にみられた都市パリの紹介のされかたは、先進文化としてのエキゾチシズムや風俗や表象としてのパリがほとんどである。また逆に、制度や経済をおさえたうえで都市計画行為を具体的に論じたものは、通史的なパースペクティブに欠ける場合が多い。本書はそうした欠点部分を補うのみならず、これまでの個々の優れた研究成果をはっきりした骨格のなかで読み直す視点を提供し、王権との関係、地方や郊外という視点からもパリを論じ、都市ネットワークの一要素としてパリを再考するための現代的視点をも提供するものである。一貫して、パリ都市計画の歴史における計画者とその意図に注目し、ローマ治世下の古代から最もアップデートな現代的問題までを詳しく論じている。写真・図面多数掲載。
著者:ピエール・ラヴダン、土居義岳
出版社:中央公論美術出版
サイズ:320×240
ページ数:576
発行年:2002.05
