建築の形態と比例の研究 古代ギリシアから現代へ
古代ギリシアから現代にいたる建築の形態と比例の研究書。ここでいう建築比例とは、建築形態の量的規定の操作概念および方法と定義され、建築形態とは建築構成の基本形式と寸法関係を定義するものであり、本書はこのように定義した建築形態の変化を分析し、またある建築と別のある建築の形態の関係を分析している。
■目次
・第一部 比例論研究
パルテノンとドリス式神殿一般のシュムメトリア/パンテオンのシュムメトリア(断章)/シャルトル、パリ大聖堂の幾何図式/補遺
・第二部 F・ブルネレスキの方法の研究
サン・ロレンツォ聖堂古聖具室の透視図法論的ラティオ/サン・ジョバンニ洗礼堂透視画パネル/オスペダーレ・デリ・イノチェンティのポルティコ/フィレンツェ大聖堂ドームとパラッツォ・マッシモの建築形態と源泉と創意
・第三部 近代建築研究
ル・コルビュジェ ヴィラ・サヴォアの規範的比例/ル・コルビュジェ ユニテ・ダビタシオンの建築形態と比例/L・カーン イェール・アートギャラリーとキンベル・アート・ミュージアムの建築形態と源泉/L・ミース・ファン・デル・ローエ バルセロナ・パビリオン 十字型コラムの比例尺度(断章)
著者:浅野捷郎
出版社:中央公論美術出版
サイズ:225×165
ページ数:315
発行年:2004.07
