造形芸術における形の問題
世紀末ドイツ彫刻界の巨匠ヒルデブラント(1947-1921)は、芸術家が自然を再構築するという実作者の立場から芸術論を展開した。本書は、造形空間のパラダイムを変革し、リーグルやヴェルフリンなどの20世紀美学理論の先駆けとなり、同時代の芸術家に大きなインスピレーションを与えた古典的文献。
■目次
・第三版への序文
・序論
・I 視覚表象と運動表象
・II 形と作用
・III 空間表象と、見かけの姿によるその表示
・IV 面の表象と奥行の表象
・V 浮彫り風の把握
・VI 機能を表示する形
・VII 石彫り彫刻
・原注
・「形の問題」への追補論文
・解説/文献リスト/図版リスト/索引
著者:A・V・ヒルデブラント、加藤哲弘
出版社:中央公論美術出版
サイズ:A5
ページ数:198
発行年:2005.09
