建築美学講義

本書の著者は、「世界観としての建築」や「建築空間論」の執筆で著名な建築美学論者である。永年に亘り東海大学で建築空間論を講義されてきた成果をこの度、退官を機に著書にまとめられた。本書の要綱は、第1講「建築美学の課題」から始まり、第13講「空間美―美的空間体験」まで、その論述のテーマに従い西洋建築史のほとんどの領域を叙述する広範囲なものとなっている。

■目次

・第一講　建築美学の課題

・第二講　建築の本質規定

・第三講　日の理念と建築

・第四講　近代美学と建築美学

・第五講　理念の感覚的顕現

・第六講　建築美の規定

・第七講　建築美のカテゴリー

・第八講　構造美都素材美

・第九講　機能美-機能主義美学の問題

・第十講　形式美

・第十一講　内容美　建築図像学

・第十二講　建築の意味論

・第十三講　空間美-美的空間体験

・註及び参考文献

・あとがき