イタリア・ルネサンス建築研究
イタリア・ルネサンスの建築と都市計画の研究に建築素描や版画を用いるという資料解釈における美術史学と建築史学の融合を試みた新しい方法論を確立した碩学、ヴォルフガング・ロッツの建築論集。各国語に翻訳されている重要な研究書にもかかわらず我国にいまだ紹介されていない巨匠の基本文献。
■目次
・ジェイムズ・S・アッカーマンによる序文
・英語版の序文
・第1章 16世紀の楕円形の聖堂空間
・第2章 イタリア・ルネサンスの建築素描における空間像
・第3章 ルネサンスの集中式聖堂についての覚書
・第4章 イタリア16世紀の広場
・第5章 ヴィジェーヴァノのドゥカーレ広場 15世紀末の君主のフォルム
・第6章 サンソヴィーノのヴェネツィアでの建築作品に見られる古代ローマの遺産
・第7章 イタリア16世紀後期の建築
・第8章 パラーディオに関する三つの論稿
・第9章 マゼールのテンピエット 覚書と省察
・第10章 パラーディオとサンソヴィーノ
・第11章 16世紀の建築素描における寸法の単位について
・ヴォルフガング・ロッツとルネサンス建築の歴史編纂 マッシモ・ブルガレッリ
・訳者あとがき
・ヴォルフガング・ロッツの著作目録(1938-1989)
・主要参考文献
・人名索引
・地名・事項索引
著者:ヴォルフガング・ロッツ、飛ヶ谷潤一郎
出版社:中央公論美術出版
サイズ:A5
ページ数:456
発行年:2000.11
