建築論全史 II 古代から現代までの建築論事典
本書は、ウィトルウィウスから現代までの建築論を通じて、建築がいかに建てられ、いかなる法則によって構築されてきたかを、全史的に論じた通史である。各々の時代に表された建築論を知ることは、当時の社会・政治・経済・宗教・風土・習俗・権力構造など、換言すればどのような「時代精神」によって構築されてきたかを如実に教えてくれる。シュロッサーの名著「美術文献解題」にも比肩する、収録文献1300件、人名採録2568件に及ぶ、これほど包括的かつ広範囲に建築理論を扱った歴史書はなく、世界各国で翻訳され、読まれている建築論事典。
■目次
・第21章 十九世紀フランスとエコール・デ・ボザール
・第22章 十九世紀ドイツ
・第23章 十九世紀英国
・第24章 アメリカ合衆国:トマス・ジェファーソンからシカゴ派までの建築論
・第25章 十九世紀末から第二次大戦終結までの中部ヨーロッパ建築論
・第26章 一九〇〇年から一九四五年までのフランス
・第27章 イタリア:未来派と合理主義
・第28章 ソヴィエト連邦
・第29章 二十世紀前半のアメリカ
・第30章 一九四五年以降の建築論傾向
・註
・参考文献
・索引(事項索引・人名索引・註内欧文人名索引)
・訳者あとがき
著者:ハンノ・ヴァルター・クルフト、竺覚暁
出版社:中央公論美術出版
サイズ:B5
ページ数:951
発行年:2010.06
