中世禅宗様建築の研究 関口欣也著作集 一
関口欣也はまず南宋から栄西によって招来された禅宗様式の影響を受け、鎌倉幕府によって建立された円覚寺舎利殿の綿密な調査研究に端を発し、円覚寺仏殿の元亀四年銘の古図を解読することによって、数多くの関連する遺構調査から発展した知見の成果を、膨大な図面化による比較検討の過程を通じて、中世禅宗様寺院の壮大な全貌を初めて体系化した記念碑的労作。
■目次
・序説
・第一章 中世禅宗様仏堂の平面
・第二章 中世禅宗様仏堂の柱間
・第三章 円覚寺仏殿元亀四年古図について
・第四章 中世禅宗様仏堂の柱高と柱太さ
・第五章 中世禅宗様仏堂の内部架構
・第六章 中世禅宗様仏堂の斗きょう
・第七章 中世禅宗様仏堂の扇すい
・第八章 中世禅宗様仏堂の装飾細部
・結論
著者:関口欣也
出版社:中央公論美術出版
サイズ:A5
ページ数:445
発行年:2010.09
