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ブラマンテ イタリア・ルネサンス建築史ノート(3)

セール価格 7,150円(税込)

16世紀初頭のローマを中心とした「盛期ルネサンス」建築の創始者として位置づけられるドナート・ブラマンテ。ブルネッレスキが先鞭をつけアルベルティがその体系化を試みた建築技術の独自性追求という課題を、ブラマンテやその世代の人々がいかに受け継ごうとしたか。イタリア・ルネサンス建築史ノートシリーズの、「ブルネッレスキ」「アルベルティ」に続く完結編。挿図198点。

■目次

I. 絵画から建築へ

「デミウルゴス」としての建築家像/ウルビーノとフラ・カルネヴァーレ、ピエロ・デッラ・フランチェスカ/ペルージァのサン・ベルナルディーノのオラトリオ壁画/「プレヴェダリの版画」:チェーザレ・チェザリアーノ/「パニガローラの家」の壁画/ロムバルディアのルネサンスと工匠たち

II. ブラマンテとロムバルディア(1)

サンタ・マリーア・プレッソ・サン・サティーロ聖堂/バッタジォ兄弟とアゴスティーノ・フォンドゥリ/ゴシックかルネサンスか/ルドヴィーコ・イル・モーロとルネサンス/パヴィアのドゥオモ、レオナルドとブラマンテ/サンタ・マリーア・デッレ・グラツィエ聖堂内陣/「ブラマンテスコ」

III. ブラマンテとロムバルディア(2)

ミラノ大聖堂の「ティブリオ」/レオナルドとブラマンテの「意見書」/サンタムブロジォ修道院の「カノニカ」/ヴィヴェーヴァノの広場計画/「古代都市街路の図」と舞台背景/ロムバルディアからの「離陸」-アッピアーテグラッソのサンタ・マリーア・デッラ・ナシェンテ聖堂ファサード/サンタムブロジォ修道院の「キオストリ」

IV. 教皇のローマと工匠たち

ニコラス五世とアルベルティの遺産/パウルス二世とパラッツォ・ヴェネツィア-フランチェスコ・デル・ボルゴの「古典主義」/教会建築と軍事建築-工匠群像/リアリオ枢機卿とパラッツォ・デッラ・カンチェッレリア/アントーニオ・ダ・サンガッロ・イル・ヴェッキオとチヴェタカステッラーナの城砦

V. ローマへのデビュ

Antiquarie prospettiche romane/サンタ・マリーア・デッラ・パーチェ修道院キオストロ/ブラマンテと「オーダー」/Via Alessandoria とパラッツォ・カステッレージ/パラッツォ・カプリーニ(ラファエッロの家)

VI. ベルヴェレーデの中庭とヴァティカン宮殿の計画

ユリウス二世の野望/Codex Coner の図/下段の庭-劇場/中段の庭と「ニンフェオ」:ジェナッツァーノの「ニンフェオ」/上段の庭:エクセドラと弧状階段/「彫像の中庭」と螺旋斜路/歩廊の崩壊とブラマンテの構造理解/ヴァティカン宮殿の計画と「グランド・マナー」

VII. 「テムピエット」

サン・ピエトロ・イン・モントリオ修道院聖堂とカルバハル枢機卿/セルリオの図と当初案復原-鏡像空間/「古典性」と「マニエリズモ」/サンタ・マリーア・デル・ポポロ聖堂後陣/ブラマンテと「集中式聖堂」-ロッカヴェラーノの教区聖堂、サンティ・チェルソ・エ・ジゥリアーノ聖堂計画案、トーディのサンタ・マリーア・デッラ・コンソラツィオーネ聖堂

VIII. サン・ピエトロ聖堂の計画

ニコラス五世からユリウス二世まで-ユリウスの墓とミケランジェロ/Piano di pergamena/第二次案/クーポラの問題/ラッファエッロの「アテネの学堂」とサン・ピエトロ大聖堂/Maestro ruinannte

IX. ブラマンテと都市

教皇と自治都市ローマ/ユリウス通り/パラッツォ・ディ・トリブナリ/サン・ビアジォ聖堂/ユリウス二世の都市戦略とブラマンテの役割/チヴィタヴェッキァの城砦と港湾整備/ロレートの聖域計画

X. ブラマンテとそのサークル

ブラマンテの周辺/ラッファエッロと古典-「レオ十世宛書簡」/サンタ・マリーア・デル・ポポロ聖堂キジ家礼拝堂/ラッファエッロのサン・ピエトロ聖堂計画案/ヴィッラ・マダーマ計画案/バルダッサーレ・ペルッツィとキジ家別荘/アントーニオ・ダ・サンガッロ・イル・ジォヴァネとパラッツォ・ファルネーゼ

・資料 ブラマンテ年譜/ブラマンテ参考文献目録/索引

著者:福田晴虔

出版社:中央公論美術出版

サイズ:A5

ページ数:440

発行年:2013.09